春最後の贈り物、宮﨑寒雉氏、松籟園様とコラボ商品を販売します

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御菓子司 新妻屋は今年、創業から百四十年を迎えます。これもひとえにお客さま、お取引先さまをはじめとする皆様のおかげと深く感謝しております。
そんな中、今回新妻屋にて釜師・十五代宮﨑寒雉氏(石川県)並びに宇治茶・松籟園(京都府)中澤利之氏とご一緒させていただくことになりました、
4 月 17 日より菓子、茶、道具の合同商品を数量限定にて販売いたします。昨年と同じくコロナ禍もあり、企画・検討から販売まで出来る限りオンラインで行っております。
  

伝統をより身近なものに…

 

日本の伝統をより身近なものにしたいという思いから、さまざまな季節の行事に因んだお菓子などを積極的にお作りしておりますが、茶道を通してご縁のあった職人同士で昨年に引き続いての合同企画となります。
今回、加賀藩時代より釜師として三百五十年余り続く十五代宮﨑寒雉氏(石川県)、茶道裏千家お家元御好の茶を始め、宇治茶を取り扱う松籟園の四代中澤利之氏(京都)とご一緒致します。宮﨑氏は 2021 年に十五代を襲名、松籟園は群馬県内では取扱いのない茶舗であります。
今回は、菓子、抹茶、道具をセットとし、数量限定での販売となります。

菓子は4-5人でシェア出来るよう棹菓子と呼ばれる形状です。桜の見頃も今週末までといったところです。2022年今年最後の桜のお菓子です。桜の花びらを散らした軽羹製で、中の餡は桜葉のミンチを合わせた桜餡。間を少量の練乳を使って合わせ巻き上げています。薄いピンクは器に、ほんのり香るミルクの風味はお抹茶に合わせています。
 



お抹茶は、松籟園さんの「鵬雲斎宗匠御好 颯々の昔」。今回のために通常より少なめに詰めていただき、同じく 4-5 人で二服程度となるようご用意いただきました。少人数でも十分飲み切れる分量です。
  



お道具は釜師の技術を生かすべく同じ鉄を素材に、今回特別に菓子を載せる器と茶を掬う茶杓をご用意いたしました。
通常お釜には名前を入れることはなく、釜を入れる箱に名前が入ります。宮﨑さんも普段の活動で印は使用されないとのことです。今回の銘々皿にはより手間ですが、昔使われていた印を出していただき銘々皿の裏面に印を刻んでいただきました。
茶杓は、実際に手に取れる釜と同じ鉄製のものをと考え、今回ご無理をいってお作りいただいたものです。あくまで普段使いですが、景色のある黒い茶杓になっています。
  



それぞれの職人がこだわり、丁寧な仕事を積み重ねたものになっております。日本の文化を目で見て、触れて、さらにお召し上がりいただけます。春のひとときをご家族、ご友人とご一緒に五感でお楽しみいただき、皆様の思い出のひとつとなれば幸甚です。
 

今回は「宴」に

品名宴(うたげ)宴(うたげ)
お菓子竿菓子「嵐山」1本
(御菓子司 新妻屋製)
竿菓子「嵐山」1本
(御菓子司 新妻屋製)
お抹茶「鵬雲斎宗匠御好 颯々の昔」20g
(宇治茶 松籟園)
「鵬雲斎宗匠御好 颯々の昔」20g
(宇治茶 松籟園)
お道具鉄製銘々皿(十五代宮﨑寒雉造)
ø 約 13.5 cm
鉄製茶杓(十五代宮﨑寒雉造)
約 18 cm×1 cm×2 cm
価格8,800 円(税込、別途送料)7,700 円(税込、別途送料)
販売日2022 年 4 月 17 日 15 時より2022 年 4 月 17 日 15 時より

販売は御菓子司新妻屋オンラインショップにて行います。
https://niitsumaya.thebase.in/

また本店にて実際の商品もご覧いただけます。

  

十五代宮﨑寒雉氏

昭和 44 年生まれ。2021 年十五代宮﨑寒雉を襲名。

宮崎寒雉
 

宮﨑家について

茶会を催すことを「釜を懸ける」と言うように茶釜は茶会を象徴する道具をいえます。金沢の茶湯の文化を、茶釜づくりを通して代々支えてきたのが宮﨑寒雉の家筋です。
もとは能登の穴水・中居で鋳物師をしていた宮﨑家は藩の招きで金沢城下に工房を備えた。
宮﨑彦九郎義一(~1712)は五代藩主前田綱紀が茶道奉行として京都から招いた千叟宗室に師事して仙叟より寒雉の号を賜り、藩御用達釜師として腕を振るった。
現在は宮﨑幽斎(十四代寒雉)と十五代寒雉が茶釜作りの技を継承している。

 

宇治茶 松籟園

創業は昭和 19 年。河原町五条近くに店を構え、五条通を挟んで南側には光源氏のモデルとされた源融(みなもとのとおる)の邸宅跡(六条院)があったとされています。以前は帯屋を営んでおりましたが、淡々斎宗匠の時に老分を務めておりました曾祖父中澤利三郎(申庵)よりお茶の販売業を起業、沸き立つ茶釜の音より屋号を【松籟園】と名付けました。
以来、裏千家さまのご厚意を賜り淡々斎宗匠、嘉代子夫人(清香院)、鵬雲斎大宗匠、坐忘斎御家元お好みのお茶銘を頂戴し、販売致しております。

〒600-8103 京都市下京区塩竈町 395
TEL 075-351-5895 FAX 075-351-5890

   

   

昨年の中村正史氏とのコラボ商品のご紹介記事はこちら。

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春最後の贈り物、宮﨑寒雉氏、松籟園様とコラボ商品を販売します」への4件のフィードバック

  1. 高城 康光 返信

    創業140年おめでとうございます。
    私は石川県在住で 宮崎寒雉さんの作品にも親しみを感じます。
    今回記念のセット販売をとても楽しみにしています。

    特に今年の春は格別の気持ち
    で、是非注文して春を満喫し
    たいと思います。
     

    • okashi.niitsumaya 返信

      コメントいただきありがとうございます。
      石川の方にお声掛けいただけるとは思いませんでした。稀なご縁を大変ありがたいと感じております。どうぞよろしくお願いいたします。

  2. 近藤 日出夫 返信

    お世話様になっております。
    鉄製の茶杓を見つけておりました。
    楽しみです。

    江戸千家 近藤日出夫(宗秀) 前橋東ロータリークラブ会員 です。
    宜しくお願い致します。

    • okashi.niitsumaya 返信

      こちらこそお世話になっております。コメントいただき、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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