今更ですが、2019年を振り返ります

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立春が過ぎまして桜餅の販売を始めました。お正月から桜餅の準備、2月9日の月一菓子”九菓”(今月は県産やよいひめを使用したいちご大福)が過ぎ、何となくあわただしい雰囲気が終わった気がします。
そこで例年お客様からご縁をいただいて普段なかなか経験できない行事などをこの機会に振り返りたいと思います。

お菓子作り体験教室

一昨年に引き続いて11月に群馬県桐生市の小学校で行われたお菓子作りの体験に参加させていただきました。こちらは群馬県ものづくりマイスターのプログラムに合わせる形で開催されます。当日お手伝いさせていただきましたが、技能検定といわれる技術検定で1級の資格を持つ職人さん全部で7人(!)も集まりました。小学5年生が対象だったのですが、デモで歓声が上がったり、自分での作成も大変盛り上がりました。お子さんが楽しそうにお菓子を作る様子は見ているこちらもほっこりします!
それ以外にも神奈川県横浜市でお菓子作りの体験教室をやらせていただきました。こちらでは生菓子と初めて干菓子を体験いただきました。干菓子は製造に時間がかかるものが多かったり、木型をはじめとする道具が必要になるものが多いです。当店でもやはり木型の数が足りず、大先輩からも少しお借りして和三盆を使った打ち物と呼ばれる干菓子を作らせていただきました。人数の関係で1人1つの木型をご用意することが難しかったため、干菓子はグループでわいわいと、生菓子は黙々と作業するような形でした。こちらも先方の運営の方に上手に盛り上げていただいたため半日楽しくやらせていただきました。

初めてのお菓子作りのデモンストレーションと海外からのお客様

和菓子教室と違って、お菓子を作る様子を見せて欲しい、その場で作った作りたてのお菓子を食べてみたいということで、東京青山の東京十月というお店でお菓子を作らせていただきました。数年ぶり!?に渋谷に行きましたが、やっぱり人が多かったです・・・。
私は当日お菓子を作らせて頂いて、隣では茶道で使う楊枝入れを作るワークショップが行われました。その後お酒付きでお食事、お菓子、抹茶という非常に豪華なコースでした。お食事も簡略されたものでしたが懐石でいただくような内容を凝縮したもので非常に美味しかったです!!(私もご相伴させていただきました)
昨年は、即位の礼にラグビーワールドカップと海外からのお客様が多数いらっしゃる大きなイベントが多かったように思います。その関係なのか海外からのお客様向けにお菓子をご用意させていただく機会にも恵まれました。当日は特注の国旗をモチーフとしたお菓子を。抹茶に和菓子というのは日本文化の体験として非常に魅力があると改めて感じました。今年はオリンピックもありますのでこういった機会もまたあるかもしれません。
お仕事で青山など行く機会というのはなかなかありませんので、ご縁をいただけるというのはありがたいと改めて感じました。
湯島天満宮も昨年初めて伺わせていただきました。仕事ではありましたが、一回りさせていただいて参拝にいくだけなら入らないところにもお邪魔させていただいてしまいました。

他にも県内外といろいろなところに伺えるご縁をいただけるのは本当にありがたいことだと思います。和菓子職人という仕事は作業場に篭りっきりというところはございますが、ご縁を大切にしながら今年もいろいろ出掛けられればと思っています。そして出来ればこういった機会に日本の文化や昔から続く行事、慣習などを伝えていくことに微力ながらも何かできればと思っています。

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